園芸王子こと三上真史さんがプレバトの生花査定12月14日放送で特待生5級から2ラックアップの特待生3級に昇格されました!園芸王子の活けた花のどこが假屋崎省吾さんの高評価を得たのでしょう?
園芸王子の過去のプレバト生花査定での成績
三上真史さんが初登場で満点1位になったのは2017年5月11日放送でした。
100店満点の1位でした。
園芸王子の三上真史さんは2011年よりEテレの「趣味の園芸」に出演されています。
三角形を意識したガーデンを作る(園芸)コンセプトが良かったんですね。
三角形を意識しての作品づくりは、園芸のテクニックだそうですが(管理人は園芸ではなくフラワーアレンジメントの業界の人間なので、詳しくありません)、それはフラワーアレンジメントや生花でも共通することです。
「修正するとことはありません」と假屋崎省吾さんから賞賛の嵐でした。
花をデザインするということでは、園芸もフラワーアレンジメントも生花も「三角形」を意識するのが王道だということですね。
今回は、ポインセチアを使った作品を求められていました。
ポインセチアは鉢植えで売られていることが多く、なかなか生花(切り花)には登場しない花材です。
園芸王子のポインセチアでのコンセプト
ポインセチアは木なので、育てるととても大きくなります。園芸王子であるがゆえにその知識を応用して、「陽を目指して上へ上へ」が今回のコンセプトでした。
サンゴミズキやヒバで高さを出して、ポインセチアは今は背が低いけれども、ドンドンと陽に向かって上へ上へ向かわせている様を表現されていました。
360度展開(後ろにも作品を作る)にされていたことも有り、
前で100点
後ろで100点
よって、2ランクアップに繋がったということです。
おめでとうございます!
2ランクアップの理由付けはよくわかりました。
個人的に言わせていただくと、、、
生花とフラワーアレンジメントは違う道です。
それを踏まえて
フラワーアレンジメントからの視点として、今回の作品について評価させていただきます。
花器とのバランスは上手だと思います。剣山はきっと見えていないでしょうし、しっかりとヒバも固定できていると思います。
ですが、そのヒバです。
フラワーアレンジメントでは枝を剪定(カット)して、その1本の枝でも美しく見せることができるように加工してからアレンジします。
実は、剪定の意識はフラワーアレンジメントよりも生花のほうが強いのですが、三上真史さんのはボサボサ。
「お手入れしていません」「ムダ毛いっぱい」と言わせていただきたいです。
それと、サンゴミズキ。赤い枝です。
前から見るだけでは1本だけのように見えます。
しかも、隣のヒバとそんなに高さが変わりません。
矯める(曲げることを言う)ことはされていますが、1本だけでは唐突すぎるのです。
前回三角形を意識されて上手に作られていたのに、今回もその意識を持っていてもらいたかったですね。
黄色のオンシジュームの角度はとてもいいと思うので、次回の作品に期待します。
余談ですが、オンシジュームやかすみ草などの小花はとても難しい花材です。
小さいくせに作品にとても大きな影響を与えるのです。
かすみ草の使い方が習得できたら、一人前と言われるくらいの花なんですよ。